日本共産党伊根町委員会は14日、「伊根町長・町会議員選挙の結果について」の声明を発表しました。
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新しい町づくりへ吉本町長が誕生
 14日告示の伊根町長選は、立候補者が前町議の吉本秀樹氏のみで無投票当選となりました。吉本候補は出馬声明や第一声で、「身の丈にあった伊根町」「自立めざす元気な伊根町」をめざしがんばる決意を表明、また政党の支援を受けない町民党としてがんばることを公約しました。
 「愛する伊根町を守る会」は、吉本町議の公約が「守る会」の考えと一致することを確認、吉本候補の応援を決めました。日本共産党も「守る会」の態度を尊重し、立候補者擁立を見送りました。 
相手陣営は「宮津市との合併反対」の町民世論を前に町長候補の擁立を断念しました。そして「4年後には合併」の態度を明らかにしました。住民投票の第1ラウンドが合併ノーの審判でした。今度の選挙で押しつけ合併反対、自立の町づくりの第2ラウンドでも、新しい町づくりの大きな一歩となりました。
日本共産党の3議席で、町民の暮らし守る力が大きく前進
 町議選は、定数が2議席削減され10議席になったもとで、日本共産党の大谷いさお、芦原サカ江、宇治よしたかの3名が立候補、無投票で当選しました。日本共産党の議席は全議席の3割になり、町民の声を議会に届ける力が大きくなりました。また、合併反対の議員は6名となり議会の過半数を占め、吉本町政と力を合わせ、町民の声を生かした町づくりを前進させる展望が大きく開かれました。
 日本共産党は、今度の選挙で「小さくても元気な町をつくるか、宮津市との合併で伊根町をなくすのか、が問われる選挙」「日本共産党の3議席で町民の声が生かされる町に」と訴え、町民のみなさんの大きな期待と激励を受けながら、元気にがんばってきました。8月の候補者決定以来3人の候補者を先頭にした訴えが、町民のみなさんに自立への展望と確信を広げる役割を果たしたと確信にしています。新しい町づくりが問われる4年間でも、この役割を果たしていく決意です。
いよいよ第3ラウンドのたたかいの幕開け
 同時に大事なこと、伊根町を守り、小さくても元気な町をつくるたたかいが、今度の選挙で終わったわけではありません。自民党・公友会が4年後の合併をめざし、「宮津市長と水面下で協議」していくという、あくまで合併を押しつける態度を示しています。しかし、吉本町長を誕生させた力は、吉本町長を支援する多くの町民と「愛する伊根町を守る会」や日本共産党と合併反対の議員さんの共同の力で「伊根町は伊根町のままで」「身の丈にあった町づくり」という、小さくても大きく輝く町にしていく多くの町民の願いに沿ったものです。合併押しつけの態度に未来はありません。
 選挙が終わって、いよいよ押しつけ合併を跳ね返し、小さくても輝く伊根町をつくること、国の悪政から町民のいのちと暮らしを守る防波堤の伊根町をつくる新しい局面を迎えました。押しつけ合併反対の第3ラウンドです。文字通り小さくても元気な町づくり・主役は町民のみなさんです。住みよい元気な町をつくるため、町民合意をはかりながら、町民のみなさんの願いを一つひとつ実現し、「伊根町民でよかった」と言える町をつくる仕事がこれからはじまります。がんばりがいのある4年間になるのではないでしょうか。
 日本共産党は、そのために町民のみなさんといっしょに、力一杯がんばる決意です。みなさんの大きなご支援にお礼を申し上げます。