舞鶴市民でつくる「浮島丸殉難者を追悼する会」は14日、同市内で「野田幹夫前会長を偲ぶ集い」を開きました。
 野田さんは中学校教師として、生徒間の争いの中に民族問題がからむところから浮島丸事件を知り、63年頃殉難者の慰霊から追悼の碑建立の運動を開始し、今日、毎年8月24日の碑前の慰霊祭など国際的な運動にまで発展させました。
 「偲ぶ会」は、日本共産党前参院議員の西山とき子さんをはじめ、大韓民国大阪領事、大韓民国舞鶴支部長、朝鮮総連三丹支部代表、朝鮮人強制連行真相調査団代表など多彩な方々と地元市民など約50人がそれぞれ献花し、偲ぶ言葉や歌「故郷の春」を贈り、野田さんの偉業を讃えるとともに、この事業を引き継ぐ決意を固め合いました。(橋本安彦)