25日、四条河原町での「民主府政の会」の衣笠洋子知事候補の訴えは次の通りです。
府民の苦しみわかってない現知事
 お集まりのみなさん、商店街のみなさん、私が知事候補の衣笠洋子でございます。どうかよろしくお願いいたします。皆さん、21日の日に公開討論会がありました。そこで私は政策をもって参加したんですけど、相手の現知事のおっしゃることを聞いていて、この方は府民の苦しみ、暮らしや経営の苦しみをどこまでわかっておられるのだろうか、何もわかっておられない、寒々としたものを感じました。そしてこの人に京都の舵(かじ)取りを任すわけにはいかないという思いを強くしました。みなさんと同じ府民の目線でまっすぐにみつめる私、衣笠洋子に京都の舵取りを任せてください。そして心通う、温かい京都府政をご一緒に作って行こうではありませんか。よろしくお願いをいたします。
子育て日本一の京都つくる
 さて、みなさん、今安心して子どもを産み、育てる、安心して住みなれた地域で暮らしていく、このことがとっても大変になっているのではないでしょうか。「民主府政の会」がみなさんのところにお配りした府民アンケート、31000通を超える方から声が寄せられました。その中には、子育てしやすい京都にしてほしい。高過ぎる国民健康保険料引き下げて欲しい、そのような願いがたくさん書き込まれておりました。
 私はその願いをしっかりと受け止めて、子どもの医療費、小学校入学するまで無料へと拡充を進めてまいります。そして小学校や中学校で30人以下の学級を目指してまいります。子育て日本一の京都を作ってまいります。高すぎる国民健康保険料を引き下げます。
 そして、介護保険料や利用料も助成を進めて、障害者も高齢者もだれもが安心して暮らせる京都、築いてまいります。みなさん、これ全部税金の無駄遣いをやめればできるんです。
税金を府民の命、暮らし守るために使う
 今の知事さん、私たちの願いに耳を貸そうとしません。それどころか、環境議定書を発効したこの京都で、それに逆行するような京都高速道路、建設を進めるとおっしゃいました。そして舞鶴では、地元のみなさんからも無駄ではないかと声の出ている新しい港を造る、ここにも多額の税金を遣い続けるとおっしゃいました。
 私は税金を私たち府民一人ひとりの命と暮らしに使う、このことをお約束したいと思います。府民の当たり前の願いが実現できる京都、ごいっしょにつくっていこうではありませんか。
伝統産業や商店を応援
 また、京都はものづくり、伝統産業、中小企業のまちです。そこで経済がなっている町です。それなのに、伝統産業の予算をばっさりと半分に削る、そして大手の企業には甘い政策、それは強気を助け、弱気をくじくやり方です。許すことはできません。
 京都には地域を守る、暮らしを守る、産業を守るネットワークがいっぱいあります。そのみなさんと手をつないで、住宅改修助成制度や伝統産業を応援して、町の顔である商店が元気になる政策をがんばってやっていきます。どうか、みなさん、住んでよかった、暮らしてよかった、そんな京都をいっしょにつくっていこうではありませんか。
「命守ること」は「憲法九条守ること」
 みなさん、私は保育所で働いて子どもたちの命を守り育てる仕事に携わってきました。そして母親運動に出会ったんです。「いのちを生み出す母親は いのちを育て いのちを守ることをのぞみます」。これがただひとつのスローガンです。何より、「命を守りたい」と、女性や母親の願い実現に向けて歩んでまいりました。「命を守る」ということ、それは憲法九条を守ることにつながるんです。私はこの憲法九条なんとしても手放したくない。
 そして、日本を戦争する国にしたくない、そのように考えています。今の知事さんは憲法九条を守るとはおっしゃいません。それどころか、全国で改憲の旗振り役も果たしておられます。私は、どうしても九条を守りたいので、4月9日、全国に平和を発信する、そんな京都にしたいと考えています。
「安全・安心」おびやかす府政変えよう
 みなさん、安心安全といいながら、今の知事さんのやっていることはどうでしょうか。台風23号の被害をはじめ、耐震偽装の問題もそうです。そして、京都北部では産科のお医者さんが確保できないため、お産の予約ができなくなっているんです。こんな状態に私たち府民がおかれています。そしてこの近所の府立洛東病院もつぶしてしまいました。1300人の患者さんがいたのに希望もつんでしまったんです。
 そしてそのことが南部の精華町の町立病院、北部の大江町立病院そして舞鶴の市立病院までもが「官から民」という、国と同じ方向に向かおうとしています。国がこんなに私たち国民の暮らしをいじめている時、防波堤になるのが自治体の役目ではないでしょうか。私はみなさんといっしょに国の悪政から府民の命と暮らしを守る、そんな府政を作って生きたいと考えています。
大橋巨泉さんや山田洋次さんら賛同
 そして、京都から国の右傾化をとめてほしいと大橋巨泉さんや山田洋次さん、澤地久枝さん、井上ひさしさんらから私たちのアピールに賛同を寄せていただいています。そしてあの岩国では住民投票が行われて、米軍基地の強化に反対する声が89%にもなったではありませんか。私はすごく励まされました。 京都も続いてやれるんではないか、同じように住民パワー全開で4月9日、みなさんといっしょに憲法九条を守ろう、この声を全国へと発信していこうではありませんか。そして暮らしに憲法を生かす、あったかい春を呼び込む、私たちの暮らしにあったかい春を呼び込む、そんな選挙にしていきたい、皆さんの力強いお力添えをお願いします。
4月9日、私たちの手に京都府政取り戻そう
 4月9日、なんとしても私たちの手に京都府政を取り戻すためにいっしょに力を合わせていこうではありませんか。そして憲法を暮らしの隅々にいかした、九条を発信する京都、ごいっしょにつくって以降ではありませんか。どうか、みなさんの大きなご支持ご支援を心からお願いいたしまして、私、衣笠洋子からの訴えとさせていただきます。