安倍政権が今国会での成立を狙う戦争法案について、向日市議会(定数20、欠員2)は18日、法案の撤回を求める意見書を賛成多数で採択しました。

 賛成は、日本共産党(6)、新政クラブ(自民系、1)、MUKOクラブ(2)、市民クラブ(2)で、新政クラブ(3)と公明党(3)が反対しました。

 意見書では安全保障関連法案について、「いずれも自衛隊の武力行使の条件を整備し、これまで自国防衛以外の目的に行使できなかった自衛隊の力を、米国等の求めに応じて自由に行使できるようにするもの」として、「戦争を放棄し、戦力の不保持を定めた憲法に反することは明らか」と批判。日本の憲法学者の多数が同関連法案を「違憲」と断じたことを指摘し、法案の撤回を求めています。