伏見ふれあいユニオン 結成10年目を迎えた伏見ふれあいユニオンの年次総会と交流会が22日、伏見地区労事務所(伏見区)で開催され、42人が参加しました。
 開会あいさつで伏見地区労の板東利博議長は「結成10年にふさわしく事務所も新しくなりました。今後ふれあいユニオンを質・量ともに飛躍させるために、新たにふれあいユニオン独自の役員を配置したい」と述べました。
 来ひんの池田和弘京都総評事務局次長が「府下最大の地域労組の伏見ふれあいユニオン総会は春闘のまっただ中での開催。安倍政権は集団的自衛権や労働法制の大改悪などもくろんでいる中、政治的決着は4月の一斉地方選挙でつけなければなりません」と述べるとともに、「地域ユニオンの役割は大きい。各(産業別)単産労組の運動とは、職場も組織形態も違う地域ユニオンの運動を展開していってほしい」と激励しました。
 香川裕一事務局長が旧年度の活動報告と今後の運動の進め方などを提起。月1回の「ふれあいティータイム」の開催や「ふれあいニュース」発行、財政確立バザーや大成功した東北支援企画などの報告と232人の組織で迎えたユニオンから「さらに300人の仲間づくりを現実にするために、地区労の全面的バックアップのもとにふれあいユニオン独自の役員体制を配置を」と世話役代表など3役の設置を提案しました。
 参加者からはパートタイムの労働条件の改善、年金機構での雇い止め阻止をめざす取り組みの報告などがありました。
 総会では、新設された世話人代表の藤田秀夫さん(地区労常任幹事)が「数は力。300人の組合にすることが重要です。さらに2.5倍になった新事務所を有効利用できるよう、事務所に来る機会を増やす取り組みで交流も深めたい」と抱負を述べました。
 第2部は恒例の団結餅つき。手際よくつかれた餅を丸めて、大根おろし、きな粉に特製の粒餡などをつけてみんなでほおばりました。また、アコーデオン伴奏で歌声を響かせました。300人の仲間を目指す「10周年記念紅白餅」が配られました。(仲野良典)