菅野みずえさん 知事選最終日の5日、福島第1原発事故で全町避難となった浪江町で被災し、避難生活を送る菅野みずえさんが京都を訪れ、伏見区の街頭で「『安全な原発ななどない』と訴え、府民の命を守る尾崎さんこそ知事に」と支持を呼びかけました。
 浪江町は、原発から10キロ圏内を含み、現在も立ち入りが制限されています。菅野さんの自宅は原発から27キロ地点で、事故後に政府が高い放射線量を計測していたにもかかわらず、避難指示が4日間も遅れた地域です。
 菅野さんは、福井県の原発群が福島第1原発同様に運転開始後40年以上が経過し、事故の危険性が高いと強調し、「京都のみなさんは、知事を選択する権利がある。うらやましくてならない。どうか原発に反対する知事を選んでほしい」と訴えました。
 また、原発事故となれば近隣市町村の住民へ避難を呼びかけるのが知事だと指摘し、「もし、原発事故は大したことがないと思っている知事ならば、みなさんに対して避難を呼びかけるでしょうか。住民の立場にある知事こそ、危険を知らせてくれます。そういう知事を選ぶチャンスです。尾崎さんを選び、世直しの力をみなさんで発揮してください」と呼びかけました。