伏見山の会「八ヶ岳・天狗岳」 伏見山の会は14日、雪山山行「八ヶ岳・天狗岳」を行いました。
 14日早朝京都駅集合、のぞみ・しなのを乗り継ぎ、11時過ぎ渋御殿湯へ到着。参加者らはビーコン、シャベル、プローブ等、雪崩対策の諸装備を整え行動を開始し、14時15分、宿泊地である黒百合ヒュッテに到着しました。その後、一行はアイゼン歩行訓練やピッケルを使っての滑落停止訓練などを行い、1日目の行程を終えました。
 翌15日、雲ひとつない晴天に恵まれ、2日目の行動開始。森林限界を越え、積雪ルートに入りました。雪崩リスク確認のため積雪の弱層テストをした後、雪におおわれた山稜を行き、9時半ころ東天狗岳山頂に到着(写真)。折からの強風のため、メンバーの技量・体力と天候を鑑み、予定していた西天狗岳を中止し、下山を開始しました。シラビソの疎林と静寂に包まれた丸山の森を抜け、14時半、ほぼ予定通りに麦草ヒュッテに到着。2日目の行動を終え、小屋に入りました。
 翌々16日、7時過ぎに行動を開始、R299を渡り凍りついた茶臼池を右に見て緩やかに登ります。徐々に斜度を増しキツクなるルートに、途中休憩を入れつつ行動、約1時間で茶臼山に到着しました。「9条てぬぐい」を掲げた記念スナップを撮影後、遠くにかすむ山々を眺めながら下山を開始。縞枯山を一気に下り雨池峠を経て、北八ヶ岳ロープウェイ山頂駅に到着。アイゼンを外し、すべての行動を終えました。