NHK会長ら罷免申し入れ NHKの籾井勝人会長や百田尚樹、長谷川三千子両経営委員らの歴史認識や右翼的言動の問題で、3氏への抗議と辞任を求める申し入れが12日、NHK京都放送局に対して行われました。NHKを憂える運動センター(準備会)が呼びかけたもので、団体・個人有志など20人が参加しました。
 参加したのは新婦人、母親連絡会、京都市教組、京都退職教職員の会、京都自治労連、京都平和遺族会、京都宗教者平和協議会、ハーグの会、NHK問題京都連絡会など。
 参加者は、「不偏不党の精神を守るべき公共放送のトップ、『公共の福祉に公正な判断ができる』とされる経営委員にふさわしくない」と訴えました。特に籾井会長の「慰安婦はどこの国にもあった」発言について、「原発や秘密保護法の問題で国民の声を伝えておらず、現状でも偏向報道だ。トップが政権寄りではさらに不安」、「せっかく女性の視点の番組を報道しているのに、女性差別の発言など言語道断」などと批判が集中しました。
 申し入れ後、この暴言問題を受け、NHK問題京都連絡会を発展させて「NHKを憂える運動センター」を発足させることが呼びかけられました。