原発なくそう宇治ウォーク 「今年も原発なしでいこう! 原発なくそう宇治ウォーク」が26日行われ、50人の市民が参加しました。「原発なくそう宇治の会」が呼びかけたもので、福島事故以来9回目のウォークです。
 出発集会では主催者を代表し水谷修宇治市議が開会挨拶。昨年9月15日に大飯原発が止まり、全国の全ての原発が稼働していない状態で、原発なしでも冬を越せると指摘。「福島第1原発事故からまもなく3年、なお処理しきれない汚染水は増え続け、大量の放射能を出し続けており、事態は深刻。そんな危険な原発の再稼動は許されない」と述べ、原発を基盤となる重要なベース電源として再稼働を目指す自民党政府の新エネルギー基本計画を批判しました。そして、東京電力と政府が被災者への加害責任を認めた全面賠償と、原発ゼロの実現を訴えました。
 国と東京電力に対して、原発事故による損害の完全賠償を求めて裁判に立ちあがった「原発賠償訴訟京都原告団」の共同代表である福島敦子さん(福島市から木津川市に避難、移住)が「国と東電の加害責任を認め、賠償すべきと訴訟した。支援を」と話しました。
 
 「本当のフクシマ 写真展」実行委員会の神田さんが、「ぜひフクシマの事実を知って欲しい。2月15、16日に文化パルク城陽での写真展に来て欲しい」とアピール。初参加の田村治子さんは「官邸前や京都の関電前には参加してきたが、宇治のウォークは初めて。原発なくすためにがんばろう」と呼びかけました。
 参加者は、宇治市役所から宇治橋商店街を通って宇治橋、京阪宇治まで、ウォーク。沿道の市民に元気にアピールしました。