高浜原発視察 原発なくそう宇治の会(連絡先=池内光宏、水谷修両氏)、原発ゼロをめざす城陽の会(竹本修三代表)、脱原発久御山の会(北村信二代表)の3団体は3日、高浜原発現地視察ツアーに取り組み、3地域から26人が参加しました。
 高浜原発では、関西電力に対し、再稼動申請の撤回を求める申入書を所長室の吉田コミュニケーション課長に提出。吉田課長は、「申し入れは上に伝える」と述べました。
 申入書では、○福島原発の事故原因が分からず、汚染水が増え続け、収束できない中での申請は許しがたい。○津波予想高が、敷地よりも高いことやプルサーマル発電という危険で経済的にも高くつく方法での発電であり、高浜原発の再稼動は認められない、としています。
 青郷公民館(高浜町青)で、30年以上に渡って増設反対、プルサーマル発電反対など、反対運動に取り組んできた渡辺孝高浜町議に高浜原発の問題点と現地の運動の実状について話を聞きました。
 また、高浜原発オフサイトセンター(福井県高浜原子力防災センター)を視察し、平井隆(原子力規制庁・高浜原子力規制事務所長・統括原子力保安検査官)から、同センターの説明を聞きました。
 参加者らは「宮城県のオフサイトセンターは東日本大震災時に機能しなかったが、同センターが高浜原発から6.5キロの地点にあり事故時の拠点になりうるのか。海岸近くで、津波被害の時の対応などに問題がある」などと話していました。(M)