原発推進政治変える党

綾部市・宝満寺住職 松本満さん

 若狭原発群に近い府北部から原発ゼロを訴えようと昨年4月、「京都北部『いのち』を守る宗教者の会」を設立し、代表を務めています。命を大切にする宗教者は、命を脅かす原発に反対です。
 また、原発は核兵器に用いるプルトニウムを製造するために生まれたものです。非人道的な兵器製造と一体のものであることも重大な問題です。現在と次の世代の命を守るため、原発をただちに無くさなければなりません。
 参院選は、原発再稼働や輸出を狙う自民党などの原発推進勢力の暴走を許さないたたかいです。未だに15万人が県外に避難し、事故原因も究明されていない状況で再稼働など論外です。原子力規制委員会の新基準が示され、関電が高浜原発の再稼働を申請しました。府北部にとっては重大な局面を迎えています。再稼働阻止がかかった重要な選挙です。
 日本共産党は、即時原発ゼロを掲げ、原発推進の政治を厳しく批判しています。大企業いいなりで、人命より企業の利益を優先する今の政治を変えることができる政党です。再稼働をとめ、原発ゼロの日本の実現への願いを託したいと思います。参院選での躍進を期待しています。(「週刊しんぶん京都民報」2013年7月21日付掲載)