日本維新の会の橋下徹共同代表・大阪市長の旧日本軍「慰安婦」をめぐる一連の暴言について、木津川市議会(定数24)の女性議員有志が22日、抗議声明を発表しました。
 日本共産党の西山幸千子、民主党の炭本範子、河口靖子、無所属の呉羽真弓、曽我千代子の各市議5人が発表したもの。同市議会の女性議員は7人です。
 声明は発言について、「これらの言葉の根底にある、男性という立場での女性蔑視の姿に対して強く憤りを感じます」と批判。2010年の市議会で、閣議決定による慰安婦被害者への謝罪、国家補償、名誉回復の措置を急ぎ、問題の真相究明と次世代に伝える努めを求めた「『慰安婦』問題について政府の誠実な対応を求める意見書」を採択したことを紹介しています。
 また、同市が府内で女性議員の占める割合が高く、かつ女性首長の自治体だとして、看過できない問題と指摘し、「全ての市民の人権を擁護する立場の木津川市議会議員として、また国際平和を望む女性として、ここに橋下徹市長に対する抗議の意を表明します」と訴えています。