第8回伏見健康まつり 「第8回伏見健康まつり」が3月31日、京都市伏見区の公園を会場に開催されました。一昨年は東日本大震災で取りやめ、昨年は雨で中止で、久しぶりの開催に約500人が訪れ、桜満開の同公園で楽しく過ごしました。京都城南診療所の伏見健康友の会を中心とする「伏見健康まつり実行委員会」の主催で、16協賛団体が応援しました。
 同友の会会長の平本克行さんが「久しぶりの健康まつりを楽しんでください。ところで、この先福祉や医療はどうなっていくのかとても心配です。アベノミクスとか経済は良くなると報道されています。一方、社会保障や医療などは逆に不安です。またTPPにも参加するとかで日本の医療はつぶされるのではという不安もあります。皆さんと力を合わせて社会保障、医療を守っていきましょう」とあいさつ。同診療所永田文雄所長は、安倍政権が進める政治について、TPP参加・原発再稼働と憲法改悪の3つの心配・危機を述べ、大きな運動で食い止めましょうと呼びかけました。
 会場では、地元のサークルなどが民謡、舞踊、腹話術、大正琴や筋トレ踊りにマジックショー、琉球國祭り太鼓などが披露されました。また、協賛団体がテントを張って、焼き肉、うどん、ホットドッグ、アリカパン、唐揚げ、炊き込み御飯などの模擬店を開き、にぎわいました。
 東北支援物産店の出汁昆布、鰯ふりかけ、海苔佃煮などは午前中に完売。一方、子どもはタコセンやクッキー、フライドポテトなどを頬張りながら、特設子どもコーナーで輪投げやトンカチ大工さんに挑戦。また、弁護士による法律相談、年金者組合の年金相談、診療所の医師や看護師による健康チェック、介護支援専門員の介護相談などのコーナーにもたくさん訪れていました。
 向島ニュータウンからバスと電車で訪れた国分久美さんは、「京都市に団地のお風呂の改修を要求しにいきました。何とか風呂釜だけは改修すると言いましたが、痛みが激しいドアやシャワー、風呂桶などの改修は予算がないと言って冷たく拒否されました。みんな反対していた京都会館を新築するお金はあるのに…。でも、今日はここで楽しく元気をもらってまた頑張りたいです」と言います。会場近くに住む眞田幸子さん(年金者組合伏見支部女性部長)は「大勢の人がきて楽しいですね。太鼓なんかこころに響いて浮かれますね。昼前に舞台で女性仲間6人と民謡踊り、筋トレ踊りで皆さんを元気にしますよ」と笑顔で語りました。(仲野良典)