雇い止め裁判報告集会 国立病院不利益雇い止め是正裁判の報告集会(全医労不利益・雇い止め是正裁判京都支援共闘会議が主催)が11日、京都市中京区内で行われました。
 この裁判は、04年に国立病院機構が独立行政法人に移行するにあたって、病院の非常勤職員の雇い止めや賃金・労働条件切り下げを強行したことを不服として、同年に職員らが提訴したもの。最高裁は9月に原告の訴えを棄却し、不当判決を下しました。
 同裁判を担当してきた中村和雄弁護士が裁判の経過を報告。「原告になった『賃金職員』の方たちは正規職員と同様の仕事をしていた。それなのに突然、雇い止めや賃金切り下げをしたことは憲法違反で、許されないこと。勝利報告集会としたかったが、これからもたたかいを続ける西川さんとともに、この闘争を頑張ることを決意したい」と語りました。
 原告の西川英治さんは、「勝利集会となるはずが、不当判決となり悔しい思いです。労働者の権利を守るはずの厚生労働省がこんなことをしているのは許せません。『見返してやる』という思いでたたかってきました。これからも頑張っていきたいと思いますのでご支援お願いします」と訴えました。
 同闘争会議を支援してきた京都総評や労働争議団などが参加し、発言しました。