関電京都支店前アピール 原発なくそうと毎週金曜日の官邸前行動に呼応して行われている関西電力京都支店前(京都市下京区)のアピールが24日行われ、200人を超える市民が集まりました。
 福島県福島市から避難してきたという男性(47)は、妻と子ども2人(14歳と8歳)と参加。昨年8月に妻子のみを避難させ、自身もようやく京都に仕事をみつけ、19日に移ってきました。「県内には避難のための保障がないため、バラバラになっている家族が多い。事故の収束など一切していないのに再び原発を動かそうとする政府に、私たちは踏みにじられている。原発はすべてなくせと一緒に声をあげたい」と話していました。
 「原発はとめられる」と書いた手製のポンチョを着て参加した前川桂子さん(47)は、「仕事帰りにきました。初参加です。国民の代表のはずの政治家が国民の声を聞かずにいることがおかしい。野田首相は国民の願いを無視して政治を強行している。許せない」と語ります。
 1歳の子どもとともに参加した鍋島幸さん(30)は妊娠6カ月です。「5回目の参加です。事故以来、子どもの食べるものは大丈夫かなど不安でいます。もう2度と原発事故を起こさせないため、早く原発をとめてほしい。野田首相は原発を推進したいなら、国民の信を問うために早く解散しろと言いたい」と憤っていました。