再稼働反対デモ 京都府も参加する関西広域連合が大飯原発3、4号機の再稼働を事実上容認し、それを受けて野田佳彦首相が再稼働を来週にも決定しようとしている中、労組や市民団体が1日、京都市上京区の京都府庁前で再稼働容認反対の緊急宣伝を行い、150人が参加しました。
 宣伝を呼びかけたのは、京都民医連、京都府商工団体連合会、新日本婦人の会京都府本部、京都母親連絡会、自由法曹団京都支部、日本科学者会議京都支部、京都総評の7団体。
 京都総評の梶川憲事務局長は、これまで山田啓二府知事が再稼働を認めない立場に立ってきたことを指摘し、「府民の安全を考えれば、再稼働を認めることができないと言ったではありませんか。知事が結果として(再稼働に)加担しているのは許されない。広域連合の声明を撤回し、国に再稼働をやめるようあらためて働きかけるよう強く求める」と訴えました。
 日本科学者会議京都支部の宗川吉汪事務局長は、「政府は多くの国民の不安の声を排除し、何としても再稼働しようとしている。何としても阻止したい」と強調しました。 
 日本共産党の加味根史朗府議も発言しました。
 宣伝後、参加者は府庁周辺を「知事は危険な再稼働を認めるな。野田首相は国民の声を聞け」とシュプレヒコールをあげてデモ行進しました。
 同日、7団体は連名で京都府に対し、関西広域連合の再稼働容認の声明に抗議し、声明の撤回、政府に再稼働反対を求めるよう申し入れを行いました。