げんなり最賃伝説 最低賃金の1000円以上実現のため最低賃金レベルの生活を1カ月間行う「げんなり最賃伝説」のスタート集会が30日、京都市中京区のラボール京都で開かれ、青年20人が参加しました。
 京都総評青年部の主催で、2004年から取り組み今年で9回目。6月1日から30日まで行い、集まった生活体験は京都労働局に伝えられます。今回は48人の青年が参加します。
 京都府の最低賃金は時給751円、1カ月13万523円の収入となります。
 京都総評事務局書記の永井宏和さんがルールを説明。同青年部の取り組みによって9年で、府の最賃が時給74円(月1万2861円分)上がったと紹介し、「私たちの取り組みは無駄じゃない。実態を京都労働局に伝えよう」と呼びかけました。
 また、民主党政権が進める消費税の10%増税について触れ、「増税となれば時給800円の人でも(現在の)最賃レベルの支出となる。弱者に厳しいのが消費税増税だ」と訴えました。
 同青年部の勝間陽子部長は、現状でも実質最賃以下の収入となっている青年の実態なども紹介し、「最賃は青年みんなに共通する課題。リアルな体験を出してもらって、最賃の引き上げがなければ生活できないことを伝えたい」と語っていました。
ソコアゲproject~げんなり!最賃伝説~