京都革新懇 京都革新懇の第33回定期総会が26日、中京区の京都市職員会館かもがわで行われ、▽原発再稼働を許さず原発ゼロを目指す▽消費税やTPPに反対し暮らしを守る国民的運動の推進▽米軍基地撤去を求め、平和民主主義を守る▽総選挙勝利などの課題を交流と幅広い共同で進め、政治革新を目指す方針を採択しました。
 谷内口浩二代表世話人が「今年は安保条約発効60年。東日本大震災と原発事故以降、新しい日本を作ろうと革新懇運動が大きく広がっている。まずは社会の平和が前提であり、日米安保の問題は避けて通れない我々の原点でもある。要求にかみ合う政治に変えて行くため、逆流を許さず、交流と共同を広げ、革新懇運動をひろげよう」とあいさつしました。
 日本共産党の宮下雅之府副委員長と「明るい民主大阪府政をつくる会」の薮田ゆきえさんが特別報告しました。宮下氏は「2大政党づくり」の破たんという情勢のもとで、行き詰まりを打開する「日本改革の展望」を多くの国民の認識にすれば、日本の政治は大きく変わる「歴史的前夜」にあると指摘。京都市長選挙でつくり出した脱原発や消費税増税反対などの新たな共同の動きを紹介し、さらに発展させ総選挙での勝利を目指したいと述べました。
 薮田さんは25日に大阪市議会で可決された教育基本条例、職員基本条例についてその内容とともに、大きく広がっている市民の運動を紹介。橋下市長が発表した市民サービス切り捨ての「市政改革プラン」素案への怒りが広がり、個人名を出して反対する地域振興会長や学童保育廃止に反対する署名が3週間で15万人分集まった活動などについて述べました。
 会場から12人が発言し、原発再稼働を許さないたたかいや消費税増税に反対する学習会の取り組み、京都市長選挙での共同の広がりなどについて報告しました。
 2012年度役員は以下の通り(敬称略)。代表世話人=森川明、谷内口浩二、事務局長=越智薫史(いすれも再)。役員では新たに5常任委員と役員1人が加わり、計84人が承認されました。