再稼働中止申し入れ 日本共産党衆院京都2区本部、左京、東の両地区委員会、はら俊史・京都2区国政委員長(京都2区予定候補)は20日、関西電力京都支店(京都市下京区)を訪れ、大飯原発3、4号機(福井県おおい町)の再稼働の中止を求める申し入れを行うとともに、市民から寄せられた「再稼働中止のひとことメッセージ」を提出しました。はら氏のほか、光永敦彦府議、北山忠生、冨樫豊の両京都市議が参加しました。
 申し入れでは、「関電が政府に報告した、同原発の安全性・信頼性向上のための実施計画では安全性が整ったとはいえない」と指摘。さらに、同原発の30キロ圏内の自治体の8割が再稼働に慎重な姿勢を示し、世論調査でも55%が反対していることを強調し、その上で、電力不足について「明確な根拠を示さず、電力会社間の融通などの対策もしないままでは、とうてい納得が得られない」としています。
 「ひとことメッセージ」は、同本部が15日に開いた演説会で参加者が書いたもの。「3.11は大変な事態を生み出しました。電力会社は、直ちに反省して、新しいエネルギー開発を始めることが必要であり、企業人としても当たり前なのに、なぜできないのですか」、「国民の生活、未来に責任をもつ企業として、安全な電力政策を進めてってほしい」、「日本の原発はゼロにしてほしい。そのための節電は苦しくても耐えようと思います」などと書かれています。