沸き上がる怒りの声

 通常国会が24日開会し、野田民主党政権が狙う消費税増税問題などが焦点となっています。各種世論調査でも増税反対が多数。京都でも全国最低水準の経済落ち込みの下、「京都をダメにする消費税増税は許せない」との批判の声が高まっています。

 消費税増税は反対です。デフレをなんとかしない限りは、また家計を圧迫し、消費を抑えるだけで商店はつぶれてしまいます。
 今はモノが安くなりすぎています。大型店が商店以上に安く売って、安値競争の歯止めがかかりません。そもそも消費者のふところが冷え込んで、買えないのが問題です。消費税増税より、雇用をつくり、給与を増やす政策が必要だと思います。
 また、民主党は八ッ場ダムの建設再開など、ムダ遣いを続けながら増税を言うなど、けしからんと思います。なんのために政権交代したのかと言いたい。
 私は理事長を務めて今年で8年になります。5年前には年十数軒も商店が閉めました。幸い人口の増えている地域で、私たちの努力もあって新しく入ってくれる方も多い。堅実な方が入って、今は店を閉めるのは年3軒程度です。
 地元の市会、府会議員、国会議員にも増税反対を訴えています。消費税増税反対にイデオロギーの違いはありません。ぜひ阻止してほしい。(「メガネのドルフィン」店主)(「週刊しんぶん京都民報」2012年1月29日付掲載)