中村氏と増山さん 来年2月の京都市長選に出馬表明し、“脱原発”を掲げる中村和雄弁護士と、2児の母親として脱原発を訴える画家の増山麗奈さんを招いたトークライブが30日、京都市上京区で開かれ、30人が参加しました。中村、増山両氏は若狭湾原発群の廃炉に向けてエールを交わしました。
 放射能汚染について中村氏は、水銀の環境汚染が問われた水俣病訴訟弁護団の経験を紹介。「当時の企業側は『海は広いから、水銀は薄まる』とのべ、被害を拡大させた。政府も追認した。福島でも政府が責任をもっと健康調査するべき」と訴えました。
 また、京都市が防災対策総点検委員会の中間報告で、「琵琶湖の水で放射能は薄まる」との認識を示したことについて、「京都市は米国の避難基準である80㌔圏内にすっぽり入っている。認識が薄い」と批判。「『脱原発』を目指し、原発が廃炉になるまで市民の安全を守れる防災計画をつくりたい」と訴えました。
 増山氏は、3月13日に小学生の子どもを連れて東京から避難し、兵庫県西宮市に移り住んだことを紹介。避難してから、関西の総発電量に占める原発の発電量が50%を超えることを知ったとのべ、「福井県は道路も整備されておらず逃げにくい。産業も衰退させられ、原発関連しか仕事がない。そうした地方への差別構造の上に原発が建っている。福井の人の生活を思いながら原発をなくしていきたい」と訴えました。
 参加者から、「給食の食材の放射能汚染など、地方が責任をもって管理してほしい」など、中村氏への要望が出されました。