宇治で原発学習会 「原発を考えるつどい」が10月29日、宇治市障害学習センターで行われ、97人が参加しました。主催は「宇治・久御山革新懇」(代表・永良系二龍谷大学名誉教授)と「防災を考える市民の会」(代表・志岐常正京都大学名誉教授)。
 つどいでは、NPO法人「地域社会の環境保全と科学技術の進行を目指す会」の飯井基彦理事長(宇治市莵道)が講演。飯井氏は、工学博士で三洋化学工業の研究部長・営業部長、島津製作所の技術顧問、京都工芸繊維大学客員教授等を歴任した方で、「ブループラネットを救おうー温室効果ガス25%削減は可能か」(かもがわ出版)などの著作があります。
 講演では、福島原発事故について、「1000年に1度の地震というが百~数百年単位でおきており、世界の地震の1割は日本でおきている。そんなところに原発を作るのはめちゃくちゃだ」と指摘。原発の代替えエネルギーとして、太陽光・太陽熱などを詳しく紹介し、化石燃料については、推定約3200兆立方フィートの埋蔵量があるといわれるシェールガスの技術進捗を語り「コストが安くて二酸化炭素発生も少ない。近い将来シフトしていくエネルギーの一つ」と強調し、代替えエネルギーの可能性について説明しました。(水谷修)