多田悦子 世界ボクシング協会(WBA)女子ミニマム級タイトルマッチが22日、東京・後楽園ホールで行われ、王者・多田悦子(30)=京都・フュチュール=が、挑戦者ノンマイ・ゴーキャットジム(26)=タイ=を3-0の判定で下し、日本女子最多に並ぶ6度目の防衛を果たしました。
 1Rからスピードと手数でポイントを稼いた多田は、得意の左ストレートと右フックで相手を圧倒。3人のジャッジのうち2人が100点満点、1人が98点で、王者の貫録を見せつけました。
 新設のライトミニマム級では、多田と同じ京都のフチュール所属の安藤麻里(23)が、アマラ・ゴーキャットジム(22)=タイ=を3-0の判定で倒し、初代女王になりました。
 ジャブをふんだんに使って優勢に持ち込み、アッパーなどでポイントをつかみました。地道なフィジカル系のトレーニングが成果につながりました。(N)