京都式少人数教育により、小学校2年生のクラス(31人以上)での補助教員の配置が夏休みまでとなっていた問題で、八幡市内の2つの小学校で夏休み以降も補助教員が配置される見通しとなりました。日本共産党は6月議会で追及し、毎年取り組まれる教育署名でも改善を求めてきたもので、日本共産党と市民の運動が実りました。
 京都式少人数教育では、小学1・2年生で31人以上の学級には、補助教員が配置され、複数教員による教育が保障されています。しかし、小学1年生は週27時間で通年配置されますが、2年生は週10時間で夏休みまでとなっています。
 しかも、民主党政権が、小学1・2年生で35人学級をめざすとしていたのに、今年度予算編成の土壇場で、1年生だけに限定してしまったために、小学2年生での教育条件の改善がすすまず、京都式少人数教育の問題点が浮き彫りになっていました。
 市内で、小学2年生で31人以上の学級編成となっているのは、さくら、南山、美濃山小の3校。「夏休みのあと、先生の数が減るのは困る」といった保護者の声が強く出されており、6月議会で山本くにお市議が一般質問で改善を求めました。今回、制度の改善にはいたりませんでしたが、市教委と府教委の協議により、学校の状況を勘案して、さくら小、南山小の2校で、夏休み後も継続して補助教員を配置することができるようになりました。(Y)