西日本安保学習集会 「全国5000か所で安保の学習にとりくもう」と安保破棄中央実行委員会が主催した「西日本学習集会」が、21日に大阪市北区で開かれ、京都など13府県から188人が参加しました。
 日本共産党の小泉親司元参院議員が、「安保条約の本質と廃棄への展望」をテーマに講演しました。小泉氏は安保条約について、日本を守る条約ではなくアメリカの世界戦略を遂行する条約と説明。「首都に他国の軍事基地を置いている国は他にない。この異常さの根本に安保条約があることを大いに語ってほしい」と述べました。
 午後からは日本共産党の吉井英勝衆院議員が、「原発事故の問題と今後の課題」と題して講演。吉井氏は福島第一原発の事故について、(1)警告したのに対策を取らなかった、(2)震災後に首相が原子力災害特措法に基づいて緊急事態の対策を行わなかった-として、「二重の人災だ」と話しました。
 その上で安保条約と関わって、在日米軍基地と同じ1000平方キロメートルの面積にソーラーパネルを造ると1000億キロワットの電力になることを紹介。「基地をなくしてショッピングモールや駐車場などをつくり、その上にソーラーパネルを載せれば、柏崎刈羽原発二つ分の電力になる」と訴えました。(山手四郎)