京都青学連 京都青学連はこのほど、京都市中京区のラボール京都で2010年度年次総会を開催し、10団体18人が出席しました。開会挨拶で菊池聡議長の挨拶に続いて、来賓の辻川京都総評青年部事務局長が「東日本大震災への支援・復興に向けた取り組みや、最低賃金引き上げによる地域経済の活性化、京都市政の転換など、一緒に1年間がんばっていこう」と連帯の言葉を述べました。大西智也事務局長が活動経過や会計報告、活動方針および予算案を提案し、全体討論・交流を行いました。
 討論交流では、9団体9人が発言。「60周年祭には目標を超える1万人以上が参加。青年部が50周年を迎え、2つの記念企画を予定している」(京建労)、「青年アンケートを実施した。仕事へのやりがいは感じるが、10年後には続けられない、生活できないとの回答が多い。アンケートを生かした活動をすすめたい」(福祉保育労)、「学生は多くが地方から出てきている。被災地出身の学生もおり、震災の影響で雇用や就職が厳しい状況だ。解決に向けて頑張りたい」(府学連)、「レク活動や学習に力を入れた。自分たちの商売を伸ばすことも必要だが、人と人とのつながりは大切。青学連での交流を深めていきたい」(京商連)、「市民生活は悪くなるばかりで、市民生活に依拠した市政への転換が必要。震災ボランティアに参加した。行政支援も求められており、取り組みを強めたい」(京都市職労)、「2年前から青年部員数が大幅に増えた。しかし、中身は伴ってきたのかと議論し、組合とは、労働とは何かを学び、活動が浅くならないように深く広めていきたい。京都市の教育をめちゃくちゃにした元教育長が京都市長。何としても市政転換したい」(京教組)、「震災ボランティアに参加した。単なる人助けに終わらず、新しい社会をつくる転機にしたい」(民青同盟)、など活発な討論が交わされました。
 大西事務局長は「学習活動に代表されるように問題意識を共有してきた1年間。京都市長選を視野に入れて活動してきたが、いよいよ10カ月をきった。青学連としても取り組むが、各団体でも議論をすすめてほしい。大切なのは外に出ること。人と人とのつながり、連帯と共同はさらなる力を発揮する原動力になる。しんどい時こそ外に出てお互いにつながりを強め、困難な課題を一緒に乗り越えていこう。一致する要求のもとに集まる青学連の役割と意義をつかみ、運動を大きく広げていこう」と報告。すべての議案を満場の拍手で確認しました。(O)