花の天井 平岡八幡宮(京都市右京区)で11日から春の特別拝観が始まりました。5月15日まで(椿は4月10日まで)。
 
 本殿内陣の天井に江戸末期に描かれた44枚の花の天井絵や境内に200種あると言うツバキが有名です。とくにツバキは、「願い事をすると白玉椿が一夜で花開き願いが成就した」という伝説がある「一水椿」が見ごろを迎えています。垂れ下がるように咲く珍しい白椿で、樹齢は200年といわれています。また、樹齢300年という花が三角に開く紅椿「平岡八幡ヤブツバキ」や金魚の尾ヒレの形をした葉が特徴の金魚椿、香りのするツバキなど珍種が鑑賞できます。
 まもなくサクラも咲き始め、ウメ、ツバキ、アシビなどの花の競演が楽しめます。
 高尾神護寺の守護神として弘法大使が創建し、室町期に足利義満が再建したと伝わる山城国最古の八幡宮です。
 佐々木俊輔宮司が丁寧に八幡宮の由緒やツバキの伝来などを話します。拝観料600円。駐車場あり(20台)。問い合わせ先TEL075・871・2084。