梅宮大社 右京区梅津に鎮座する梅宮大社の庭園では、梅が春を呼ぶように咲き始め、甘酸っぱい香りを漂わせています。
 庭園には紅梅の緋乃司、道知辺、丹晃や白梅の南高梅、小梅、白加賀、桃色の未開紅、月宮殿ほか盤上梅、緋梅、鶯宿、憲紅梅などたくさんの品種があります。ほとんどが、まだつぼみ固しですが、緋乃梅や小梅(写真)などはもう満開です。他の梅もあと10日もすれば見事な花を咲かせるでしょう。
 同大社は、奈良時代に綴喜郡井手町に創建され、平安初期に現在地に移された古い神社です。「またげ石」をまたげば子を授かり安産をお守りすると伝えられ、参拝者がたえません。また、桂川対岸の松尾大社とともに酒造の祖神として有名で、梅が咲き始める2月11日に「あまざけ祭」が行われ、温かい甘酒が無料で振る舞われます。
 宮司の橋本以裕(もちひろ)さんは「極早咲きの梅は満開ですが、ほとんどはつぼみが出始め。これからですね」と話します。参拝に訪れた3人連れの地元の女性は「毎年、甘酒をよばれてます。今日のように寒い日は体も温まるし、ありがたいことです」と笑顔。東神苑の花菖蒲、霧島ツツジ、杜若、北神苑の八重桜、平戸ツツジ、花菖蒲、アジサイ、西神苑にはラッパ水仙や椿などが植生されており、これから梅に続いて順番に華やいで行きます。(仲野良典)
 「よそ目にもその神垣とみゆるまでうえばや梅を千本八千本」(本居宣長が梅宮に献木の梅に添えて詠みました)
梅宮大社