三重県伊賀市の木津川流域にある産業廃棄物最終処分場から基準を超えるPCBや鉛などが検出されたことに対して、産廃の撤去や適切な水質管理などを目指し、同市はじめ下流域の南山城村や笠置町、京田辺市などの住民らが15日、笠置町の産業振興会館で「木津川流域水質ネットワーク会議」を立ち上げました。
 笠置町内で開催された結成会には府内7市町村、大阪府や滋賀県などから80人が参加。南山城村の手仲圓容村長と笠置町の松本勇町長も参加し、祝辞を述べました。
 伊賀市で産廃撤去運動に取り組んできた吉田ミサヲさんが25年間のたたかいについて語るとともに、南山城村の葛巻忠典さんが京都でも取り組まれた産廃業者の更新反対署名運動の経過などを報告しました。
 また、「木津川がいつまでも美しく安全で親しまれる河川であることを願って、その実現のために活動する」目的や目的達成のための活動を行うことなどを定めた規約を確認し、役員を選出しました。