和束町議会は21日、TPP(環太平洋戦略的経済連携協定)に反対する意見書と介護保険制度の見直しに関する意見書を可決しました。
 全会一致で可決された「TPPへの参加に反対する意見書」では、TPPに参加した場合、「我が国の農業と農山村は壊滅的な打撃を受けるだけでなく、安心・安全な食料の確保、供給もほぼ不可能になる。食料のほとんどを外国に依存する国では、国民は安心して生活できない」と指摘し、TPPの参加に断固反対としています。
 日本共産党などの賛成多数で可決された「介護保険の見直しに関する意見書」では、厚生労働省が示した介護保険改定案は保険料・利用料を引き上げるものと批判し、「国庫負担を増やし、公費負担割合を引き上げることにより、介護保険制度を安心できるものに抜本的に改善するよう強く求める」としています。