京都府学生自治会連合(寺島拓人委員長)は12日、京都市中京区で「12・12学生交流集会」を開き、府内7大学・学園から集まりました。
 交流では、「友だちにお金を借りながら生活している。学費さえ高くなければこんなことにはならなかった」という学生や「奨学生による多額の借金を返すために将来の夢をあきらめた」という卒業生が切実な実態を告発しました。
 全日本学生自治会総連合の小山農委員長が高等教育の問題や就職活動の背景、またそれらを打開して安心して学べる社会を実現する展望について語りました。就職活動や奨学金の分科会で交流後、アピールウオークを行いました。
 参加者からは「今の教育の問題や就活の問題について自分の思いを話せてよかった」「就活が決まらないのは自分のせいだと苦しんでいる友だちに寄り添い、この問題を解決したい」などの感想が寄せられました。(K・T)