中村帆蓬「古典を楽しむ源氏物語」 日本画家・中村帆蓬さんによる源氏物語の挿絵展「古典を楽しむ源氏物語III」が19日から中京区の画廊「ぱるあーと」で始まりました。
 今回は、源氏が27歳から31歳までの物語で明石から、澪標(みおつくし)、蓬生(よもぎう)、関屋、絵合(えあわせ)、松風、薄雲の7帖から中村さんが選んだ24場面を絵に仕上げています。
 中村さんは一昨年から源氏物語の挿絵をシリーズで描き始めており、「今回は大和絵の手法を取り入れて、絵合を楽しむ女御たちや心乱れる紫の上などを描いてみました。源氏物語を本格的に読み始めたのは十数年前からです。何度も読むうちに登場人物が身近に感じるようになりました。ライフワークとして54帖まで完成させたい」と話しています。24日まで。
 連絡先は、ぱるあーとTEL075・231・5479。
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