みずゑ会 京都5花街のひとつ、東山区の宮川町で7日から秋の舞踊公演「みずゑ会」が始まります。みずゑ会は宮川町歌舞会が芸舞妓や地方さんらが研さんの成果を披露する場として2006年、35年ぶりに復活させました。今年は54人が舞台に立ちます。
 演目は、振り袖姿の舞妓によるおめでたい地唄の「萬歳(まんざい)」、あでやかな若手芸妓による長唄「水仙丹前」「俄獅子(にわかじし)」をはじめ、ベテラン芸妓が27年ぶりに難曲といわれる筝曲「楊貴妃」、清元「文屋」に挑みます。文屋は六歌仙のひとり文屋康秀が小野小町に会いに来たのに官女たちに邪魔をされて会わせてもらうことができないという内容で、洒脱でユーモラスな雰囲気を素踊りで見せます。
 7日から10日まで、午後4時から(開場は午後3時半)。4000円から7000円。問い合わせ先は宮川町歌舞会TEL075・561・1151。