京都市下京区の梅小路公園内にオリックス不動産(東京都)が計画している水族館建設を市が許可したことから、住民団体が14日、抗議のアピールを発表しました。
 アピールを発表したのは、計画に反対する地元住民らでつくる「下京梅小路パークプロジェクト」と「梅小路公園に水族館はいらない市民ネットワーク」。
 アピールでは、水族館建設について(1)広域非難場所に指定されている梅小路公園の機能が、大きく損なわれる(2)CO2を大量に排出し、地球温暖化防止に逆行する(3)メインとなるイルカショーは、生物多様性の破壊を招く(4)交通渋滞など周辺環境の悪化を招く(5)敷地使用料を減額するなど、オリックス不動産への便宜提供―など、数多くの問題点があることを指摘。「都市公園法に定められた意義申し立て手続きなどを活用しながら、設置許可の取り消しを求めて」いくとしています。