日本共産党宇治市議団は19日、交通アンケートによる住民要望に基づき、京阪宇治バスと交渉しました。成宮まり子参院京都選挙区候補、浜田よしゆき6区国政委員長、前窪義由紀府議が参加しました。
 交通アンケートは昨年、鉄軌道、バス利用者に対して行ったもので、74通の返信が寄せられました。バスに関する要望は45件あり、市内循環部バスの運行、バス本数の増便、ノンステップ・ワンステップバスの運行など6項目にまとめました。
 交渉には京阪宇治バスの槻木章次長、ダイヤ・時刻担当の松原氏が応対。槻木次長らは要望項目への回答で、「市内循環バスの運行は事業者だけでは難しい。運行本数を増やせば赤字。自治体の支援が必要」、「ノンステップバス、ワンステップバスは7年前から代替えし、宇治市内で29両運行している。リース料など高くなり、代替えもスピードダウンしている」、「昨年運賃の値上げを行ったが、不況の波に直撃されている」、「宇治市近隣の自治体では公共交通政策として補助金の支援がある。自社だけでは限界がある。これ以上の赤字が続いたら、路線の廃止や縮小を検討せざるを得ない」、「ICカード導入には手を上げている。近々決める」などと述べました。
 また、アンケートには市民のバスへの期待や激励の声も多数寄せられており、京阪バス側は「値上げをしたのにもかかわらず、大変ありがたい」と語りました。(坂本)