中国帰国者京都の会 NPO法人「中国帰国者京都の会」(奥山イク子代表)の設立記念集会が24日、京都市中京区の京都商工会議所で行われ、会員や支援者ら200人が参加しました。
 同会は昨年11月、京都府内に住む中国残留日本人孤児らが、生活支援の充実や残留孤児の歴史と体験を語り継いでいこうと設立したもの。中国帰国者支援のNPO法人設立は東京に続いて2番目。
 設立記念集会では、同会理事の一人、村山晃弁護士があいさつに立ち、「2003年から5年間、中国残留孤児の生活保障を求める国家賠償訴訟で、国による支援策を勝ち取った。さらに支援策を充実させるとともに、日本と中国を結びつける役割を果たしていこう」と呼びかけました。
 奥山代表は、設立経過を報告するとともに、「裁判闘争では常に固いきずなで結ばれ、連帯していた。協力し合うことが活動の基礎となる。歩んできた苦難の道を忘れず、日中友好のためにできるかぎりの貢献を始めよう」と訴えました。
 このほか、帰国者の子どもが多く通う京都市伏見区の小栗栖小学校の教諭たちが、「日本語教室って何?」と題したオリジナル劇を上演。終戦直後、中国に置き去りにされ、中国人の養父母に育てられた、1人の残留孤児の物語を、当時の写真を上映しながら紹介しました。また、民族衣装に身を包んだ中国帰国者や2世たちが踊りや歌、二胡の演奏を披露し、会場を盛り上げました。