総評臨時大会 京都総評(岩橋祐治議長)は23日、京都市中京区で臨時大会を開き、生活改善につながる賃上げやワーキングプアの解消などを柱とした2010年春闘方針と4月の府知事選で「民主府政の会」の門ゆうすけ候補の勝利をめざす方針を確認しました。
 岩橋議長は、昨年の総選挙で国民が下した構造改革路線について、本当に取り除くのはこれからのたたかいだと指摘。2010年春闘で賃金・労働条件を改善するとともに、「労働者派遣法の抜本改正、最低賃金の引き上げめざして全力を尽くそう」と訴えました。
 また、構造改革を地方で実施してきた現府政について、「地方自治体の住民の命と暮らしを守る役割を放棄している」と批判。「府民と心が通い、府民の願いが実現する府政を門さんとともに実現しよう」と呼びかけました。
 あいさつした門さんは、住民の命を守る医療・介護分野や京都企業の99%を占め、経済の中心である中小企業などで雇用を創出するとするマニフェストを紹介。「雇用を生むとともに府民の命と暮らしを守り、経済を再生させる効果を発揮できる。大企業優先の構造改革路線を転換し、新しい京都をぜひいっしょにつくりましょう」と呼びかけました。
 2010年春闘方針は、▽労働者のフトコロをあたためて不況打開する賃上げ▽労働者派遣法抜本改正など雇用を守り人間らしく働くルールの確立▽子どもの貧困解消を求める▽核兵器廃絶、普天間基地の撤去―などを掲げています。