20100123-01.jpg 京都総評に結集する府下各地区労(地労協)では旗開きと春闘共闘発足の集会が順次開催されています。伏見地区労は22日、「2010年伏見地区労旗開き、伏見地域春闘共闘発足集会」を開き加盟各単産役員ら約60人が参加しました。
 開会挨拶で板東利博議長は「先頃行われたセンター試験で、日本の労働組合の組織率について問題の訂正がありました。年々下がっていた組織率は0.4%と僅かですがアップしました。パートや派遣労働者の加入が増加しているのが特徴と思われ、今こそ労働組合の存在価値、特に地域ユニオンの出番。伏見には頼れる組合『伏見ふれあいユニオン』がその中核をになっている」とさらなる躍進をと訴えました。
 民主府政の会代表委員の森川明さん、京都南法律事務所の杉山潔志弁護士が来賓あいさつ。今日の労働者の置かれている厳しい生活と権利状況、その元凶と労働者の闘いなどが述べられ、知事選勝利で展望を切り開こうと呼びかけました。
 伏見地区労旗開きで恒例になっている春闘学習は京都総評の岩橋祐治議長が「京都府知事選と2010春闘情勢について」と題して講演。2010年代最初の春闘であり自公政権の退場後の新しい情勢、新しいたたかいの局面での闘う春闘とその意義と展望を述べました。岩橋議長は、この10年間新自由主義に基づく「構造改革」・規制緩和路線によって、労働者・国民生活が破壊された数値資料を示して分析。また、イラクへの自衛隊派兵、教育基本法改悪、国民投票法制定と次々強行した事実を述べ、「労働者・国民の”怒り”はまさしく歴史的審判を下したのであり、決して民主党が成しとげたのでなく、”わたしたち”のたたかいであり、正面から闘ってきた”わたしたち”で有ることに確信を持つことが大事」と強調しました。知事選をめぐる情勢と勝利の展望について「現知事はオール与党陣営の矛盾と混迷で今だにどの党も推薦できず、本人も立候補表明が出来ない事態。それに対して、”最善・最適”、”最高・最強”の候補者が門ゆうすけさんであり、昨年7月の立候補表明以降、支持と共感が大きく広がっている」と分析。「今こそ、門知事の実現で府政の転換と京都の再生をめざし、10春闘と知事選闘争を一体のものとしてとりくみ、労働者の要求実現のためにたたかいぬこう」と呼びかけ、参加者から大きな共感と決意の拍手が起こりました。
 香川裕一地区労事務局長から春闘共闘発足について、この伏見で(1)すべての労働者を視野にいれた労組、労働者連絡会を立ち上げて京都府知事選勝利を最優先課題として位置づけ奮闘する(2)個人加盟地域労組「伏見ふれあいユニオン」の組織拡大(3)役員体制について提案があり、全員一致大きな拍手で確認しました。
 第2部は知事選勝利で春闘突破と乾杯し、特製のカレーライスを食べながら、参加各単産から近況や活動報告と知事選への決意などの発言が行われました。最後に団結頑張ろうを三唱し、閉会しました。(仲野良典)