コペンハーゲンで昨年12月に行われた、COP15(国連気候変動枠組条約第15回締約国会議)に参加した京都の学生グループが17日、京都市上京区で報告会を開催しました。
 
 報告したのは、京都大学院生の伊与田昌慶さんら7人でつくる「こぱん」。神戸大学院生の川合晋平さん(23)は、「温室効果ガス削減に向けて、先進国の目標リストと途上国の行動リストについて合意したが、法的拘束力のある議定書の採択はできなかった」と報告。また、世界100カ国から1000人の若者が参加し意見交換を行ったことや、現地で日本ユース(若者)代表団を初結成し、政府に実効ある温暖化対策の政策導入を求める声明を発表したことを紹介しました。
 メンバーからは、「4万人が参加したすごい会議がCOP15。世界中の温暖化対策へ熱い思いが生で体験できた」、「日本の若者が50人参加し、声明発表したのは大きな成果。今後のネットワーク作りが課題」、「アフリカの小国からの参加もあり、関心の高さにびっくり。日本はまだまだ遅れている」などと報告されました。

 「こぱん」は2月16日にも「COP15報告集会」を開催します。18時半から京都市中京青少年活動センター(中京区東洞院通六角下る)。参加費無料。問い合わせ先は、mutsumi.0918@gmail.comへ。