福留志な 長崎県原爆資料館(長崎市)の屋上庭園に建つ「ふりそでの少女」のモデルになった女の子の母親で、核兵器廃絶と平和を訴え続けた綾部市の福留志なさんが11月29日、肺炎のため同市内の病院で死去しました。107歳でした。
 長崎市の親類に預けていた長女・美奈子さん(当時9つ)を原爆で亡くしました。振り袖姿で荼毘(だび)に付された美奈子さんらをモデルとした「ふりそでの少女像」が96年に建立されました。「戦争はあかん!平和が一番」が志なさんの口癖でした。(写真=107歳の誕生会でお祝いの言葉を受ける福留さん、今年4月29日)
「戦争あかん!平和が一番」 福留志なさん107歳
長崎「ふりそでの少女像」前で平和誓う