20091109-05.jpg 「見たい・聞きたい・語りたい-外国人から見た九条とみんなのつどい」が8日、京都市中京区のコープイン京都で開催されました。中京九条の会の五周年記念企画として実行委員会の主催で取り組まれ80人の市民が参加しました。
 パネラーは韓国・北朝鮮・中国・イギリス・ベネズエラの五カ国の方で、母国を離れて三十数年間京都市内で働いている人や今年の8月から留学のために日本に来た青年、在日コリアン二世など様々です。
 「8月になれば、ヒロシマ・ナガサキのことは報道されるが、戦争の加害者としての反省が少ないのではないか。その点がドイツとまったく違う」「私が日本に来た時期は安倍内閣のとき。歴史教科書が話題になっていた。それは九条を守ることと一体の問題」「様々な賠償責任ではなく、日本政府の心からの謝罪が必要ではないか」「日本の伝統文化の中には、たいへんすばらしいものがある。日本庭園などに示される和の心が大切。国際関係のなかでも調和の心が大切です」「憲法九条は世界遺産のようなもの。私も一緒になって大切にしていきたい」など、熱く語りました。
 参加者は「いつもと違う新鮮な観点からの話題に引き付けられた。戦争に対する加害責任という点をもっと真剣に考えなければならない」「多くの外国の方が快くパネラーを引き受けてくれた。憲法九条への期待を感じる」などの感想を語っていました。(K)