祇園祭お囃子 コンコンチキチン、コンチキチン…京都に夏の到来を告げる祇園祭のお囃子の練習が各山鉾で始まっています。月鉾(つきぼこ)の囃方(はやしかた)66人は、太鼓、笛、鉦に分かれて夜遅くまで町会所(四条新町東入)で練習に励んでいます。
 今年初めて囃方に加わった小学4年生の川勝大輔くんは、祇園祭で鉦をつく囃子方の姿を見て「かっこいい」と思い参加することにしました。みんなと囃子を合わせるのは「難しい。でも、合ったときはすごくうれしい」と当日を楽しみにしていました。
 囃子方副代表の長谷川浩さんは、「囃子は神様への感謝として演奏するもの。祭では成功させたい」と話していました。
 月鉾は、夜と水徳の神であった月読尊(つくよみのみこと)を真木の天王座に祀り、鉾頭に新月(三日月形)を掲げた鉾。円山応挙、松村景文らによる装飾品でも有名です。