「まちづくり市民会議」などの市民団体は5日、京都市下京区の梅小路公園内に、オリックス不動産による水族館、JR西日本による鉄道博物館の両建設計画について、再検討や全体像を明らかにすることなどを求めて門川大作市長に公開質問書を提出しました。
 公開質問書は、鉄道博物館建設の第三者機関による検討と市民意見の公募が必要○同計画に対して市はどのような検討を進めるのか○鉄道博物館と一体として計画されている水族館計画の検討委員会の結果はいったん白紙にもどすべき○計画の全体像や具体的な内容を明らかにされるまで市は提案の受理を留保すべき○計画の具体的内容を明らかにすべき―などについて回答を求めています。
 オリックス不動産による水族館建設計画をめぐっては、昨年市が募集した市民意見の約7割が反対意見を表明していたにもかかわらず、門川市長は「(水族館建設は)スピード感をもって取り組むことが必要」「一日でも早く開業できるように協議していきたい」(同市2月議会)などと推進の姿勢を見せています。また、2月にJR西日本による梅小路公園内での鉄道博物館建設計画が発表され、市長は推進を表明しています。