みんなで21世紀の未来をひらく教育のつどい―教育研究全国集会2008(実行委員会主催)が21日から京都市内で始まりました。24日まで。左京区のみやこめっせで開かれた開会全体集会には4000人が参加しました。
 開会あいさつで、全国実行委員会代表委員の米浦正・全教中央執行委員長は、「『格差と貧困』を乗り越え、どの子も人間として大切にする教育を国民みんなの力でつくろう」と呼びかけました。
 現地実行委員会共同代表の藤本雅英・京教組委員長の歓迎あいさつの後、井上ひさし氏が、「憲法について、いまどうしても伝えたいこと」と題して講演。井上氏は、日本国憲法9条の国際的な影響について触れ、南極地域の平和的利用を定めた南極条約(59年採択)やその後、世界各地に広がる非核化の流れを紹介。改憲を食い止める世論を大きくするためには、主権者1人ひとりの力の大切さを強調しました。
 茂山あきら、童司両氏が、押しつけ教育の不条理を風刺した創作狂言を披露。現地実行委員会が、子どもや父母、教員の共同でつくる学校づくりについて、コントや歌で紹介しました。