「京都の定時制・通信制教育を守る連絡会」は26日、京都市左京区の京都教育文化センターで、京都市内の夜間定時制高校の募集定員増を求める緊急集会を開きました。
 同「会」の後藤淳子会長は、「夜間定時制教育を守ることは、弱者の権利を守ること。あきらめずに声を上げて教育委員会の門をこじ開けたい」とあいさつしました。
 在校生や保護者が、夜間定時制の魅力や学び直しの経験などを発言。ある在校生はメッセージで、いじめによる不登校で自殺未遂も繰り返したが、夜間定時制で、仲間を得たと話し、「新しい生き方を見つけて、初めて笑える毎日を送っています。夜間定時制を必要とする人はたくさんいます。定数を減らさないで」と訴えました。
 同「会」では、7月末に府市両教委に請願署名を提出する予定で、署名の協力を呼びかけました。
 ※募集定員は、2000年度1000人だったのが、08年度は440人になり、市内の夜間定時制全体の倍率が1倍を超え、76人もの不合格者が出ました。