関西4府県(京都、大阪、兵庫、滋賀)の安保破棄実行委員会は5月31日と6月1日の両日、「関西基地めぐり・西北コース」を実施しました。兵庫・京都・滋賀の各府県にある主要な自衛隊墓地を間近に体験する行程でした。
 基地めぐりの1日目は、非核神戸方式記念の像、太平洋戦争戦没船資料展示(海員組合)を訪ね、海上自衛隊阪神基地隊、中部方面隊・第三師団などを回り、夕刻、京都府・舞鶴にて、60名の参加で「基地問題交流会」を開催しました。
 2日目は、舞鶴海上自衛隊基地を海上視察し、午後、滋賀県高島市の陸上自衛隊あいば野演習揚と航空自衛隊第四高射群・饗庭野分屯基地へと回りました。
 非核神戸方式記念の像は、世界の海がいつまでも平和であって欲しいとの願いで設立され、市議会決議を守り知ってもらおうと、通称「みみちゃんの像」の下に決議文が掲げられていました。
 近くにある海員組合では、戦没船のパネルや当時の資料をもとに、休日にもかかわらず、海員組合の方から説明・案内をしていただきました。パネルには、沖縄で多数の子ども達が犠牲になった「対馬丸」や、朝鮮への帰国を間近にして舞鶴湾で謎の爆沈した「浮島丸」なども展示されていました。
 阪神基地隊は、近くの漁船2隻を御好意にて出して頂き、掃海艇や水上飛行艇などの施設を視察し、兵庫県伊丹市にある陸上自衛隊中部方面隊総監部、同第三師団などの戦車や軍用車両が並ぶ基地群を回りました。