向日神社の桜並木
桜並木の参道
向日神社の桜
鳥居から参道を見る

 向日神社は乙訓地域を一望できる丘陵地。鳥居から本殿への長い参道には満開の桜並木が続いていますが、風に吹かれて花吹雪になりました。数人の女の子が、積もった花びらを手ですくっては空高く投げ、花びらがパッと散って風に流れるさまを楽しんでいました。8日撮影。(仲野良典)

桜スポットDATA

  • 住所:京都府向日市向日町北山63番地
  • 交通:阪急「西向日」駅西北500メートル。阪急「東向日」駅 西南1キロ。JR「向日町」駅 西南1.5キロ。
  • 開花状況:満開
  • 京都人的メモ: 「木の間なる染井吉野の白ほどのはかなき命抱く春かな」 与謝野晶子
    1422年に建立された本殿は重要文化財に指定されています。当時、近隣の7カ村の共同事業の造営と伝えられます。代々の神官である六人部氏は、平安朝以来の由緒ある家系。幕末に出た六人部是香(むとべよしか・1798年6月6日─1864年1月7日)は、多数の書を著した平田篤胤門下の国学者であり、討幕運動の一翼も担っていたとか。六人部家には、京の情勢を窺(うかが)うために坂本龍馬や中岡慎太郎など幕末の志士らが立ち寄ったと言われています。