京都市東山区の清水寺の本堂には、日本漢字能力検定協会(京都市下京区)が「今年の漢字」として発表し、12日に同寺の森清範貫主が特大和紙(縦1.5メートル、横1.3メートル)に揮毫(きごう)した「偽」が展示され、訪れた参拝者がさかんにカメラで撮影していました。
 「今年の漢字」は、その年の世相を表す漢字1字が公募され、応募数の最も多かった漢字が採用される方式。今年は、相次いだ食品偽装や、偽装請負などから「偽」が1位に。
 「これやと思っていた」、「やっぱりな」などと言いながら見る人の姿も見受けられました。
 2位以下には「食」、「嘘」、「疑」が続き、私たち国民にとっては、あまり喜べない1年と言えます。