最低保障年金実現や後期高齢者医療制度の中止・撤回を訴える、「年金者一揆2007」(主催・全日本年金者組合)が8日、全国いっせいに行われ、京都では約300人が参加し、集会やデモ、個人請願に取り組みました。
 京都市下京区の東本願寺前で開かれた集会では、府内各支部が決意表明し、「小泉政治5年間で高齢者の生活は“瀕死の重傷”だ。さらなる負担押しつけに絶対に負ける訳にいかない」(右京)、「最低保障年金制度実現と高齢者医療改悪阻止に力を集中していこう」(宇治・久御山)などと訴えました。
 集会後、烏丸、四条通をデモ行進し、「最低保障年金制度を実現せよ」「国の責任で『消えた年金』を解決せよ」などと唱和しました。デモ終了後に、京都社会保険事務所にたいして「消えた年金」問題の解決や最低保障年金制度の実現を求める個人請願を提出しました。
 宇治市から参加した清水浩之さん(67)は、「相次ぐ負担増や値上げで年金収入のみで暮らす高齢者に将来不安が広がっています。力合わせて最低保障年金の実現や住みよい社会をつくっていきたい」と話しました。