京教組や自治労連、新婦人、農民組合など14団体でつくる「より豊かな学校給食をめざす京都連絡会」は24日、京都市中京区の京都アスニーで、第26回京都集会を開き、100人が参加しました。
 家森幸男京大名誉教授が「未来の健康―食と人とを育む」と題して講演し、世界25カ国を調査した結果、塩分を控え大豆や魚介類を中心にした食生活に長寿のメカニズムがあることを紹介。「世界の長寿食である日本の伝統食を食育や学校給食にいかしてほしい」と話しました。
 シンポジウムでは保護者や栄養士、生産者らがパネラーとして発言。校区内10軒の生産者と提携して地場産野菜を給食に取り入れるようになった八幡市の小学校では、食育と結んで子どもの食への興味関心が広がってることや2年前に京都市と合併したことで、地場産野菜が給食から消えた京北町で、06年度から、地元の野菜が使用されるようになったことなどが報告されました。
 全日本教職員組合が提起する「食の安全と自給率向上を求める請願署名」、給食費の全額公費負担の実現などを要求する「教育費の無償化実現・父母負担軽減を求める請願署名」が呼びかけられました。